イワタニの「マイ暖mini CB-STV-MIN」と「マイ暖 CB-STV-MYD3」は、どちらもカセットガスで使えるポータブルタイプのストーブです。
大きな違いは、省スペース性と使いやすさを重視するか、暖房力を重視するかです。
CB-STV-MINは横幅約218mmまでスリムになり、火力の無段階調整や取り外せる前面ガードを採用しています。
洗面所や脱衣所、デスク横など、限られたスペースに置きたい人や、暖かさを細かく調整したい人に向いています。
一方のCB-STV-MYD3は本体が大きめですが、最大発熱量は約1.0kWで、暖房の目安も木造3畳程度・コンクリート4畳程度とminiより広めです。
そのため、
- 置きやすさや細かな使い勝手を重視するならCB-STV-MIN
- 少しでも暖房力を重視するならCB-STV-MYD3
- 旧型が大きく安くなっているなら、価格差も含めてCB-STV-MYD3を検討
という選び方がわかりやすいです。
新型のCB-STV-MINが、すべての面で旧型を上回っているわけではありません。
「どこで、どのくらい暖めたいか」で選ぶのがポイントです。
▼狭い場所への置きやすさと火力調整を重視するなら
イワタニ マイ暖mini CB-STV-MIN
▼少しでも暖房力を重視するなら
イワタニ マイ暖 CB-STV-MYD3
マイ暖miniと旧型マイ暖を比較表で確認
購入判断に関係しやすい違いをまとめます。
| 比較ポイント | CB-STV-MIN マイ暖mini | CB-STV-MYD3 マイ暖 | 使い方への影響 |
|---|---|---|---|
| 本体サイズ | 約218×243×271mm | 約312×222×290mm | miniは横幅が狭く、省スペースで置きやすい |
| 重量 | 約2.3kg | 約2.6kg | miniが約0.3kg軽い |
| 最大発熱量 | 約0.93kW | 約1.0kW | 暖房力は旧型がやや上 |
| 暖房の目安 | 木造2畳・コンクリート3畳程度 | 木造3畳・コンクリート4畳程度 | 少し広めに暖めたいなら旧型 |
| 火力調整 | 無段階 | 標準・弱の2段階 | 細かく調整したいならmini |
| 連続燃焼時間 | 約3時間40分(最大火力時) | 約3時間20分(標準運転時) | 測定条件が異なるため単純比較には注意 |
| お手入れ | 前面ガードを取り外せる | 従来構造 | 内部を掃除しやすいのはmini |
| 電源 | 不要 | 不要 | どちらもコンセントなしで使用可能 |
選択に特に影響しやすいのは、サイズ・暖房力・火力調整です。
ここからは、この3点を中心に使い方への影響を見ていきます。
CB-STV-MINは幅約94mmスリム|狭い場所で置きやすい

本体幅は、
- CB-STV-MIN:約218mm
- CB-STV-MYD3:約312mm
で、CB-STV-MINは約94mmスリムです。
約9.4cmの差があるため、洗面所や脱衣所、キッチン、デスク横など、スペースに余裕がない場所では違いを感じやすくなります。
リビングなど設置スペースに余裕があるなら、このサイズ差を最優先する必要はありません。
反対に、「暖房器具を置きたいけれど、従来のマイ暖では少し幅を取る」と感じる場所なら、miniを選ぶ意味が大きくなります。
重量差は約0.3kg
重量はCB-STV-MINが約2.3kg、CB-STV-MYD3が約2.6kgです。
差は約0.3kgなので、軽さだけで大きな差が出るほどではありません。
ただ、本体自体がスリムになっているため、キッチンやデスク横など必要な場所へ移動させながら使うならminiのほうが扱いやすいでしょう。
なお、コンパクトだからといって、換気のできない閉め切った狭い空間で使ってよいわけではありません。
設置場所や換気、周囲との距離などは、取扱説明書に従って使用する必要があります。
暖房力はCB-STV-MYD3がやや上

コンパクトさではCB-STV-MINが有利ですが、暖房能力はCB-STV-MYD3がやや上です。
最大発熱量は、
- CB-STV-MIN:約0.93kW
- CB-STV-MYD3:約1.0kW
となっています。
暖房の目安も、CB-STV-MINが木造2畳程度・コンクリート3畳程度、CB-STV-MYD3が木造3畳程度・コンクリート4畳程度です。
そのため、CB-STV-MINは「暖房能力を高めた新型」というより、コンパクトさや使いやすさを高めたモデルと考えるほうが実態に合います。
設置場所が狭ければminiのメリットが大きい一方、本体サイズに余裕があり、少しでも暖房能力を優先したいならCB-STV-MYD3が候補になります。
ただし、暖房の目安は住宅条件や室温などによって変わります。
どちらも広い部屋全体を強力に暖める大型暖房というより、足元や身の回りを暖める補助暖房として考えるのが向いています。
火力調整はCB-STV-MINのほうが細かい
火力調整にも違いがあります。
CB-STV-MINは無段階調整、CB-STV-MYD3は標準・弱の2段階です。
無段階調整のメリットは、「標準だと少し暑いけれど、弱くしすぎたくない」といったときに、自分がちょうどよいと感じる火力へ合わせやすいことです。
デスク横など体の近くで使う場合や、室温に合わせてこまめに調整したい人にはCB-STV-MINが使いやすいでしょう。
一方、火力を頻繁に調整しないなら、CB-STV-MYD3の2段階でも十分です。
細かな調整ができること自体を優劣として見るのではなく、自分がどの程度火力を調整するかで判断すると選びやすくなります。
連続燃焼時間は測定条件の違いに注意
連続燃焼時間は、CB-STV-MINが最大火力時で約3時間40分、CB-STV-MYD3が標準運転時で約3時間20分です。
数字だけを見るとminiが約20分長くなっています。
ただし、「最大火力時」と「標準運転時」で表記条件が異なるため、20分差だけで燃費や使いやすさの優劣を判断するのは適切ではありません。
CB-STV-MYD3は弱運転なら、標準運転より長く使用できます。
そのため燃焼時間は、
「どちらが長いか」
よりも、
「普段どの程度の火力で使うか」
と合わせて確認するほうが実用的です。
また、実際の燃焼時間は気温や使用環境などによって変わる場合があります。
掃除のしやすさはCB-STV-MINが改善

お手入れのしやすさではCB-STV-MINにメリットがあります。
CB-STV-MINは本体前面のガードを取り外せるため、内部にたまったホコリを掃除しやすい構造です。
ストーブは床に近い位置で使うことが多いため、シーズン中に内部のホコリが気になることがあります。
頻繁に使う人や、定期的に掃除しやすいほうを選びたい人には実用的な変更です。
もちろん、前面ガードを取り外した状態で運転するものではありません。
掃除するときは本体が十分に冷えていることを確認し、取扱説明書に従って行いましょう。
コードレス性やカセットガス式は共通
基本的な使い方は2機種で共通しています。
どちらもカセットガスを燃料として使用し、電源コードを必要としません。
コンセントの位置に左右されにくいため、足元暖房や補助暖房として必要な場所へ持ち運んで使えるのが特徴です。
安全装置についても、不完全燃焼防止装置や転倒時消火装置などが搭載されています。
使用場所と換気には注意
コードレスで持ち運べても、使用できる場所に制限がないわけではありません。
カセットガスを燃焼させる暖房器具なので、使用中は換気が必要です。
テントや車内など、メーカーが禁止している場所では使用できません。
また、火をつけたまま移動させたり、周囲に燃えやすい物を置いたりすることも避ける必要があります。
洗面所や脱衣所などで使用する場合も、本体が収まるかだけでなく、換気や安全な設置スペースを確保できるかまで確認しておきましょう。
価格差があるなら旧型CB-STV-MYD3も有力
CB-STV-MINとCB-STV-MYD3は、価格差によっても選び方が変わります。
CB-STV-MYD3は旧型なので、販売店によって値下がりしている場合があります。
価格差が小さいなら、
- スリムな本体
- 無段階の火力調整
- 取り外せる前面ガード
といった使い勝手の改善があるCB-STV-MINを選びやすくなります。
一方、CB-STV-MYD3が大きく安くなっているなら、旧型を選ぶ価値もあります。
特に、
「設置スペースには余裕がある」
「火力は2段階で十分」
「少しでも暖房力があるほうがよい」
という人なら、CB-STV-MYD3はコストを抑えやすい選択肢です。
価格を見るときは新旧だけで判断せず、miniの省スペース性や細かな使い勝手に、価格差を払う価値があるかで考えると判断しやすくなります。
▼新型miniと旧型マイ暖の現在価格を比較する
イワタニ マイ暖mini CB-STV-MIN
イワタニ マイ暖 CB-STV-MYD3
結局どちらを選ぶ?用途別に整理
CB-STV-MINが向いているのは、次のような人です。
- 洗面所や脱衣所、デスク横など狭い場所で使いたい
- 横幅の小さいストーブを探している
- 火力を細かく調整したい
- 掃除しやすさを重視したい
- 暖房範囲より省スペース性を優先したい
一方、CB-STV-MYD3が向いているのは、
- 少しでも暖房能力を重視したい
- 本体サイズが多少大きくても問題ない
- 火力調整は2段階で十分
- 型落ち価格で安く購入したい
という人です。
特に旧型の販売価格が下がっている場合は、「古いから避ける」のではなく、暖房力と価格のバランスで検討する価値があります。
▼狭い場所で使いやすいモデルを選ぶなら
CB-STV-MINの価格を確認
▼暖房力を優先して選ぶなら
CB-STV-MYD3の価格を確認
まとめ
CB-STV-MINとCB-STV-MYD3で迷ったら、省スペース性を取るか、暖房力を取るかを最初の判断軸にすると選びやすくなります。
CB-STV-MINは、横幅約218mmのスリムな本体に加え、無段階の火力調整や取り外せる前面ガードなど、使い勝手が改善されています。
一方のCB-STV-MYD3は本体が大きいものの、最大発熱量と暖房の目安ではminiをやや上回ります。
狭い場所への置きやすさや細かな調整を重視するならCB-STV-MIN、暖房力と型落ち価格を重視するならCB-STV-MYD3が候補です。
最後は実際の設置場所と購入時の価格差を確認して選ぶとよいでしょう。
