三菱電機のMR-C37NとMR-CX37Nは、どちらも365Lで、幅600×奥行656×高さ1,820mmです。
容量も外形寸法も同じなので、「価格が安いMR-C37Nで十分では?」と迷いやすい2機種です。
大きな違いは、冷蔵庫の大きさではなく食品の保存機能にあります。
MR-C37Nは、上下2段に分けて食品を整理できる「2段チルド」を搭載。
MR-CX37Nは、肉や魚を約-3℃~0℃で保存する「氷点下ストッカーD A.I.」に加えて、急速冷凍も使えます。
そのため、価格を抑えて日常の食品を整理しやすくしたいならMR-C37N。
肉や魚のまとめ買いや、作り置き・ご飯などの自家冷凍が多いならMR-CX37Nの追加機能を活かしやすくなります。
この記事では、同じ365L・同じ設置サイズなのに、MR-CX37Nへ追加料金を払う意味がどこにあるのかを中心に比較します。
MR-C37NとMR-CX37Nの違いを先に結論
MR-C37NとMR-CX37Nは、容量や本体サイズではなく、保存・冷凍機能で選び分けます。
MR-C37Nが向いている人
- 購入価格をなるべく抑えたい
- チルドルームは食品を整理しやすければ十分
- 肉や魚を長めに生保存する機会は少ない
- 自宅で食品を急速冷凍することはあまりない
- 右開きで問題ない
MR-CX37Nが向いている人
- 肉や魚をまとめ買いすることが多い
- 氷点下ストッカーD A.I.を活用したい
- 作り置き、ご飯、肉や魚などを自分で冷凍することが多い
- 急速冷凍を使いたい
- 左開きが必要
CX37Nに追加料金を払っても容量が増えるわけではありません。
氷点下ストッカーD A.I.や急速冷凍を、自分の食生活で使うかどうかが判断の中心です。
▼価格を抑えて、2段チルドで整理しやすければ十分なら
三菱電機 MR-C37N
▼肉・魚の保存や自家冷凍を重視するなら
三菱電機 MR-CX37N
MR-C37NとMR-CX37Nの違いを比較表で確認
| 比較ポイント | MR-C37N | MR-CX37N | 使い方への影響 |
|---|---|---|---|
| 定格内容積 | 365L | 365L | 容量では選び分けなくてよい |
| 外形寸法 | 幅600×奥行656×高さ1,820mm | 幅600×奥行656×高さ1,820mm | 基本的な設置サイズは同じ |
| 冷蔵室 | 215L | 215L | 大きな差なし |
| 野菜室 | 70L | 70L | 大きな差なし |
| 冷凍室 | 80L | 80L | 冷凍室そのものの大きさは同じ |
| チルド部分 | 2段チルド・18L | ワイドチルド+氷点下ストッカーD A.I.・17L | 整理性か、肉・魚の保存性かで選ぶ |
| 急速冷凍 | なし | あり | 自家冷凍が多いほどCX37Nが有利 |
| 年間消費電力量 | 345kWh/年 | 332kWh/年 | CX37Nが13kWh/年少ない |
| 省エネ基準達成率 | 101% | 105% | CX37Nがやや高い |
| 開き方 | 右開き | 右開き・左開き | 左開きが必要ならCX37N |
| カラー | マットアンバーグレー、マットリネンホワイト | マットサンドブラック、ホワイト | 好みの色でも候補が変わる |
| 実売価格の目安 | 16万円台~ | 19万円台~ | 確認時は約3万円台の価格差 |
容量や各室の大きさはほぼ同じです。
そのため、比較で重視したいのはチルドの使い方・急速冷凍・左右開き・価格差です。
実売価格は2026年9月8日に確認した時点では、MR-C37Nが16万円台、MR-CX37Nが19万円台から見つかります。
発売直後のため、今後は価格や価格差が変わる可能性があります。
一番大きな違いは「2段チルド」か「氷点下ストッカーD A.I.」か
MR-C37NとMR-CX37Nで特に注目したいのが、冷蔵室内の低温保存スペースです。
MR-C37Nは上下ともワイドチルドの「2段チルド」。
MR-CX37Nは、上段がワイドチルド、下段が「氷点下ストッカーD A.I.」になっています。
ここは単純な上位・下位ではなく、何を入れたいかによって便利さが変わる部分です。
MR-C37Nの2段チルドは食品を分けて整理しやすい
MR-C37Nでは、上下2段のチルドルームを使い分けられます。
三菱電機では、上段に加工食品や乳製品、手作りのおかずや使いかけの食品、下段に肉や魚を保存する使い方を案内しています。
たとえば、
「ハムやチーズと肉・魚を分けて置きたい」
「高度な保存機能より、どこに何があるか分かりやすいほうがいい」
という家庭には使いやすい構成です。
肉や魚を買っても比較的早めに調理することが多いなら、保存期間を伸ばす機能よりも、日常的な整理のしやすさを優先できます。
MR-CX37Nは肉や魚をなるべく生のまま保存したい人向け
MR-CX37Nの下段にある「氷点下ストッカーD A.I.」は、約-3℃~0℃の温度帯で保存する機能です。
三菱電機では、肉や魚などを生のまま約3~10日間保存できると案内しています。
ただし、食品の種類や保存量、投入時の状態によっては凍る場合があり、運転状況によって0℃を超える場合もあります。
この機能が向いているのは、
- 週末に肉や魚をまとめ買いする
- 数日分の献立をまとめて考える
- すぐ使う分まで冷凍したくない
- 冷凍と解凍の手間を減らしたい
という家庭です。
買った肉や魚を当日や翌日に使うことが多いなら、氷点下ストッカーの優先度は下がります。
つまり、2段チルドと氷点下ストッカーの違いは、整理しやすさを重視するか、肉・魚を生のまま保存できる期間を重視するかで考えると分かりやすいです。
急速冷凍の有無は「自分で冷凍する頻度」で判断
MR-CX37Nは急速冷凍に対応していますが、MR-C37Nにはありません。
ただし、冷凍室の容量はどちらも80Lです。
そのため、「冷凍食品をたくさん入れたい」という理由だけなら、CX37Nを選ぶ決め手にはなりにくいでしょう。
違いが出やすいのは、自宅で食品を冷凍することが多いかです。
たとえば、
- 炊いたご飯を小分けして冷凍する
- 作り置きのおかずを冷凍する
- 肉や魚を買ってきて小分け冷凍する
- 下ごしらえした食材を保存する
といった使い方が多い家庭では、急速冷凍を利用する機会があります。
一方、市販の冷凍食品やアイスを購入して収納することが中心なら、それらはすでに冷凍されています。
そのため、冷凍室をよく使うかではなく、何を冷凍するかまで考えるのがポイントです。
容量と本体サイズは同じでも、収納量に違いはある?
MR-C37NとMR-CX37Nは、どちらも定格内容積365Lです。
外形寸法も、幅600×奥行656×高さ1,820mmで共通しています。
各室容量も、
- 冷蔵室:215L
- 野菜室:70L
- 冷凍室:80L
で同じです。
チルド部分はMR-C37Nが18L、MR-CX37Nが17Lですが、購入判断では1Lの差そのものより内部の機能差を見るほうが重要です。
基本的な収納量はほぼ変えずに、チルド部分の使い方を選ぶ比較と考えてよいでしょう。
なお、実際の設置では本体寸法だけでなく、放熱などに必要なスペースも確認する必要があります。
省エネ性能の差は年間13kWh|電気代ではどのくらい違う?
年間消費電力量は、
- MR-C37N:345kWh/年
- MR-CX37N:332kWh/年
で、MR-CX37Nのほうが13kWh/年少なくなっています。
省エネ基準達成率も、MR-C37Nが101%、MR-CX37Nが105%です。
電気料金の目安単価31円/kWhで計算すると、
13kWh × 31円=年間約403円
の差です。
10年間同じ条件で単純計算しても約4,030円となります。
実際の電気代は契約プランや使用状況によって変わりますが、現在の約3万円台の本体価格差を、省エネ性能だけで回収できるほどの差ではありません。
そのため、省エネ性能はCX37Nのメリットではあるものの、価格差を払う主な理由にはなりにくいと考えられます。
左開きが必要ならMR-CX37Nを確認
MR-CX37Nには右開きに加えて、左開きモデルも用意されています。
一方、MR-C37Nは右開きです。
左開きが必要かどうかは、本体を置けるかだけでは判断できません。
たとえば、
- 冷蔵庫の右側に壁がある
- 右開きだと扉が動線をふさぎやすい
- キッチン側から食品を取り出しにくい
- 扉を十分な角度まで開けにくい
といった設置環境では、左開きが使いやすい場合があります。
特に左開きが必要なら、保存機能の差とは別にMR-CX37Nを選ぶ理由になります。
右開きで問題がない家庭では、この違いを重視する必要はありません。
MR-C37NとMR-CX37Nの価格差は払う価値がある?
2026年9月8日に確認した時点では、MR-C37Nは16万円台から、MR-CX37Nは19万円台から販売されており、約3万円台の価格差があります。
発売直後なので、今後価格差が縮まる可能性はあります。
CX37Nへ追加料金を払って得られる主な違いは、
- 氷点下ストッカーD A.I.
- 急速冷凍
- やや高い省エネ性能
- 左開きを選べること
です。
このうち、省エネによる年間電気代差は大きくありません。
そのため、価格差が見合うかどうかは、氷点下ストッカーや急速冷凍を日常的に使えるかで判断するのが分かりやすいです。
MR-C37Nで十分な人
MR-C37Nは、基本的な収納量を落とさず購入価格を抑えたい人に向いています。
特に、
- 肉や魚は早めに使い切る
- チルドは整理しやすければ十分
- 市販の冷凍食品を入れることが中心
- 自家冷凍はそれほど多くない
- 右開きで問題ない
という使い方なら、CX37Nの追加機能を使わない可能性があります。
その場合は、MR-C37Nを選んで価格を抑えるほうが合理的です。
MR-CX37Nを選ぶ価値が高い人
MR-CX37Nは、肉・魚の保存や自家冷凍をよくする家庭ほどメリットを活かしやすくなります。
たとえば、
- 週末に肉や魚をまとめ買いする
- すぐ使う食材まで冷凍したくない
- ご飯や作り置きをよく冷凍する
- 肉や魚を小分けして冷凍する
- 左開きが必要
という場合です。
氷点下ストッカーD A.I.と急速冷凍の両方を使えるなら、約3万円台の追加料金を食材管理の選択肢を増やすための費用として考えやすくなります。
▼氷点下ストッカーや急速冷凍を使わないなら、価格を抑えやすいMR-C37N
三菱電機 MR-C37N
▼氷点下ストッカーと急速冷凍を日常的に使うなら
三菱電機 MR-CX37N
三菱冷蔵庫の別シリーズも比較したい方は、MR-MZ54KとMR-MZ54Jの違いも参考にしてください。
MR-C37NとMR-CX37Nの違いでよくある質問
MR-C37NとMR-CX37Nの一番大きな違いは?
保存・冷凍機能です。
MR-C37Nは2段チルド、MR-CX37Nは氷点下ストッカーD A.I.と急速冷凍を備えています。
容量や本体サイズは違う?
違いません。
どちらも365Lで、外形寸法は幅600×奥行656×高さ1,820mmです。
2段チルドと氷点下ストッカーはどちらが便利?
整理のしやすさを重視するなら2段チルド。
肉や魚をなるべく生のまま保存したいなら氷点下ストッカーD A.I.が向いています。
冷凍室の大きさは違う?
どちらも80Lです。
CX37Nの違いは容量ではなく、急速冷凍に対応している点です。
電気代はどちらが安い?
MR-CX37Nのほうが年間消費電力量は13kWh少なく、31円/kWhで計算すると年間約403円の差です。
左開きはどちらにある?
左開きが用意されているのはMR-CX37Nです。
MR-C37Nは右開きなので、設置場所の都合で左開きが必要な場合はMR-CX37Nを確認しましょう。
MR-C37Nで十分なのはどんな人?
肉や魚を早めに使い切り、自家冷凍もそれほど多くなく、2段チルドで整理できれば十分な人です。
基本容量はCX37Nと同じなので、追加の保存・冷凍機能を必要としなければMR-C37Nを選ぶことで購入価格を抑えられます。
MR-CX37Nの価格差を払う価値はある?
肉・魚のまとめ買いや自家冷凍が多く、氷点下ストッカーD A.I.や急速冷凍を使えるなら価値があります。
反対に、これらをほとんど使わないならMR-C37Nで十分と考えやすいです。
まとめ
MR-C37NとMR-CX37Nは、容量も本体サイズも同じです。
価格と整理のしやすさを重視するならMR-C37N、肉・魚の保存や自家冷凍を重視するならMR-CX37Nと考えると選びやすくなります。
現在は約3万円台の価格差があるため、CX37Nを選ぶときは、氷点下ストッカーD A.I.や急速冷凍を実際に使うかを基準に判断するとよいでしょう。
もう少し容量の大きい三菱冷蔵庫も候補なら、MR-WXD47LMとMR-WXD47LKの違いも確認できます。

