1Zpresso K-Ultraを使うとき、「ドリップは何クリック?」「エスプレッソはどの数字にすればいい?」と迷うことはありませんか?
K-Ultraは細かな挽き目調整ができるコーヒーミルですが、調べてみるとサイトによって紹介されているクリック数が違うことがあります。
実は、コーヒーの挽き目には、すべての人に共通する正解があるわけではありません。
使う豆や抽出器具、レシピによって適した設定が変わるためです。
大切なのは、クリック数の目安を出発点にして、抽出時間や味を確認しながら調整することです。
この記事では、1Zpresso K-Ultraのクリック数について、ドリップ・エスプレッソ・フレンチプレス別の目安を紹介します。
さらに、クリック数の数え方や0位置の意味、挽き目が合わないときの調整方法も解説します。
1Zpresso K-Ultraのクリック数は?抽出方法別の目安
1Zpresso K-Ultraのクリック数は、抽出方法によって目安が異なります。
まずは、レビューや解説サイトなどで見られる設定例を確認してみましょう。
| 抽出方法 | クリック数の参考例 | 挽き目の方向性 |
|---|---|---|
| ハンドドリップ | 80〜90クリック前後 | 中挽き〜中粗挽き寄り |
| エスプレッソ | 30〜45クリック前後 | 細挽き寄り |
| フレンチプレス | 90〜100クリック前後 | 粗挽き寄り |
※上記は参考例であり、メーカーが一律に指定する推奨クリック数ではありません。
K-Ultraは、クリック数を増やすほど挽き目が粗くなり、減らすほど細かくなります。
例えば、ハンドドリップなら80クリック前後から試して、抽出時間や味を確認しながら調整する方法が考えられます。
ただし、使用するドリッパーやレシピによっては、もっと細かい設定を使うこともあります。
最初のクリック数は目安として考え、自分の抽出条件に合わせて調整していきましょう。
K-Ultraは1周100クリック!挽き目調整の基本
1Zpresso K-Ultraは、本体上部のダイヤルを回して挽き目を調整する手挽きコーヒーミルです。
公式マニュアルでは、次の仕様が案内されています。
| 項目 | K-Ultraの仕様 |
|---|---|
| 1周のクリック数 | 100クリック |
| 1クリックの調整幅 | 0.02mm |
| 調整範囲 | 約1.5周 |
| 時計回り | 挽き目が粗くなる |
| 反時計回り | 挽き目が細かくなる |
1クリックごとに刃の位置を0.02mm単位で調整できるため、細かな挽き目の変更が可能です。
なお、この0.02mmは刃の調整幅を示す数値であり、コーヒー粉の粒径が必ず0.02mmずつ変わるという意味ではありません。
クリック数は0位置から数える

K-Ultraのクリック数は、「0位置」を基準に数えます。
0位置とは、挽き目調整のスタート地点となる位置です。
公式では、ダイヤルを細かい方向へ回して抵抗を感じる位置を基準としています。
ただし、ダイヤルを力いっぱい締め込んだ位置が0位置というわけではありません。
無理に回すと刃や調整機構に負担がかかる可能性があるため、抵抗を感じたら強く締め込まないようにしましょう。
0位置を確認したら、時計回りにダイヤルを回して設定します。
例えば、0位置から時計回りに80クリック動かすと、80クリックの設定になります。
1周すると100クリックです。
「5.5」は何クリック?数字の読み方
K-Ultraの挽き目設定では、「5.5」や「8.0」など、小数点を使った表記を見かけることがあります。
K-Ultraは、ダイヤルの数字1目盛りが10クリックに相当します。
そのため、0位置を基準にした場合、次のように読み替えられます。
| 挽き目の表記 | クリック数 |
|---|---|
| 3.0 | 30クリック |
| 4.5 | 45クリック |
| 5.5 | 55クリック |
| 8.0 | 80クリック |
| 9.0 | 90クリック |
| 12.3 | 123クリック |
例えば「5.5」は、0位置から時計回りに55クリック動かした設定です。
また、K-Ultraは1周以上回せるため、100クリックを超える設定もあります。
「12.3」なら、1周の100クリックに23クリックを加えた123クリックです。
ただし、別のコーヒーミルでは数字の意味や1周のクリック数が異なります。
レシピを参考にするときは、K-Ultra向けの設定なのかを確認しましょう。
ハンドドリップのクリック数と挽き目の目安

K-Ultraでハンドドリップを淹れる場合、80クリック前後を一つの出発点として試す方法があります。
ただし、これはすべてのドリッパーに共通する設定ではありません。
例えば、V60のようにお湯が比較的速く抜けやすいドリッパーと、抽出速度が異なるドリッパーでは、同じクリック数でも仕上がりが変わることがあります。
また、粉量や注ぎ方によっても抽出時間は変化します。
1Zpresso公式の大会レシピには、K-Ultraを「5.5」に設定した例が掲載されています。
これは55クリックに相当する設定です。
このレシピでは、15gのコーヒー豆に対して255mlのお湯を使用しています。
ただし、掲載されているのはエアロプレスを使用した大会レシピです。
ハンドドリップの一般的な推奨値として、そのまま当てはめるものではありません。
実際に設定するときは、次の流れで確認すると分かりやすいでしょう。
- 参考にするレシピのクリック数に設定する。
- 普段の粉量と湯量で抽出する。
- 抽出時間と味を確認する。
- 必要に応じて数クリックずつ調整する。
最初から細かな数字にこだわりすぎず、同じ条件で淹れたときの変化を比較することがポイントです。
エスプレッソのクリック数と挽き目の目安
K-Ultraでエスプレッソを淹れる場合は、ハンドドリップより細かい挽き目を使うことが一般的です。
参考例として、30〜45クリック前後の設定が紹介されることがあります。
ただし、エスプレッソは使用するマシンやバスケットによって、必要な挽き目が大きく変わります。
特に、加圧式バスケットと非加圧式バスケットでは、適した設定が同じとは限りません。
エスプレッソでは、クリック数だけでなく、粉量や抽出量、抽出時間を合わせて確認する必要があります。
例えば、普段と同じ粉量で抽出したとき、お湯がほとんど通らず抽出に時間がかかる場合は、挽き目が細かすぎる可能性があります。
反対に、短時間で大量の液体が出てしまう場合は、挽き目が粗すぎる可能性があります。
このような場合は、数クリックずつ調整して変化を確認しましょう。
クリック数だけで判断せず、使用するマシンの推奨条件やレシピも確認することが大切です。
フレンチプレスのクリック数と挽き目の目安
フレンチプレスでは、ハンドドリップより粗めの挽き目が使われることがあります。
K-Ultraでは、90〜100クリック前後を参考にする設定例があります。
フレンチプレスは、お湯の中にコーヒー粉を一定時間浸して抽出する方法です。
そのため、ドリップのようにお湯の通過速度だけで挽き目を判断することはできません。
細かく挽きすぎると、フィルターを通過した微粉がカップに残りやすくなる場合があります。
一方、粗すぎる設定では、抽出時間によっては味が薄く感じられることもあります。
まずは使用するフレンチプレスのレシピに近い設定から試し、味や粉の沈み方を確認しながら調整するとよいでしょう。
K-Ultraの推奨クリック数がサイトによって違う理由
K-Ultraのクリック数を調べると、サイトによって紹介されている数字が大きく異なることがあります。
これは、使用する豆や抽出方法などの条件が異なるためです。
| 違いが出る要因 | 挽き目への影響 |
|---|---|
| 豆の焙煎度 | 豆の性質によって抽出の進み方が変わる |
| ドリッパーの種類 | お湯の抜け方が異なる |
| 粉量 | 粉の層の厚さなどが変わる |
| 湯量・注ぎ方 | 抽出時間や成分の溶け出し方が変わる |
| 湯温 | 成分の抽出されやすさが変わる |
| 抽出レシピ | 目指す味や抽出時間が異なる |
| 0位置 | 設定の基準がずれることがある |
| 味の好み | 求める濃さや風味が異なる |
例えば、同じ80クリックでも、豆の焙煎度や使用するドリッパーが違えば、抽出時間や味が同じになるとは限りません。
また、0位置が正しく調整されていない場合、同じ数字に設定しても刃の位置が異なる可能性があります。
つまり、サイトごとに数字が違うからといって、必ずしもどちらかが間違っているわけではありません。
クリック数はレシピの一部として考え、抽出条件とセットで確認することが大切です。
挽き目が合わないときのクリック数の調整方法

クリック数を設定しても、思ったような味にならないことがあります。
そんなときは、抽出時間や味を確認しながら挽き目を調整してみましょう。
ただし、クリック数を変えるときは、できるだけ粉量・湯量・湯温などの条件をそろえることがポイントです。
一度に複数の条件を変えると、何が味に影響したのか分かりにくくなるためです。
抽出が遅すぎるとき
ハンドドリップでお湯がなかなか落ちない場合は、挽き目が細かすぎる可能性があります。
その場合は、クリック数を少し増やして粗くする方向で調整します。
例えば、80クリックで抽出が遅すぎると感じた場合、85クリックに変更して様子を見る方法があります。
粗くすることで、お湯が通過しやすくなる場合があります。
ただし、注ぎ方やフィルターの状態、微粉の量なども抽出速度に影響します。
クリック数を変えても改善しない場合は、ほかの条件も確認してみましょう。
抽出が速すぎるとき
ハンドドリップでお湯が想定より早く落ちる場合は、挽き目が粗すぎる可能性があります。
その場合は、クリック数を少し減らして細かくする方向で調整します。
例えば、80クリックから75クリックに変更すると、粉が細かくなり、お湯の通過速度が遅くなる場合があります。
ただし、抽出時間は短ければ必ず悪いというわけではありません。
使用しているドリッパーやレシピの目標時間と比較して判断しましょう。
味が苦すぎる・濃すぎるとき
コーヒーが苦すぎる、または渋みが強いと感じる場合は、抽出が進みすぎている可能性があります。
挽き目が細かいことが原因の一つと考えられる場合は、クリック数を増やして少し粗くしてみましょう。
ただし、苦味の強さは豆の焙煎度にも左右されます。
深煎りの豆では、挽き目を調整しても苦味そのものがなくなるわけではありません。
また、「味が濃い」という感覚と「苦い」という感覚は必ずしも同じではありません。
濃さを調整したい場合は、粉量と湯量のバランスも確認するとよいでしょう。
味が薄い・酸味が強いとき
コーヒーの味が薄い、または酸味が強く感じられる場合は、抽出が十分に進んでいない可能性があります。
その場合は、クリック数を少し減らして細かくする方法が考えられます。
粉を細かくすることで、お湯と接する表面積が増え、成分が抽出されやすくなる場合があります。
ただし、酸味はコーヒー豆が本来持つ風味でもあります。
浅煎りの豆では、適切に抽出できていても酸味がはっきり感じられることがあります。
挽き目を細かくしても好みの味にならない場合は、湯温や抽出時間、豆の種類も確認してみましょう。
K-Ultraの0位置がずれたときの確認・調整方法
K-Ultraの0位置がずれていると、レシピと同じクリック数に設定しても、実際の刃の位置が異なる可能性があります。
特に、分解や組み立てを行った後は確認が必要です。
公式マニュアルでは、ダイヤルを回して抵抗を感じる位置で、ドットマークと「0」を合わせるように調整します。
確認の基本的な流れは次のとおりです。
- 固定用ナットが適切に締まっているか確認する。
- ダイヤルを反時計回りにゆっくり回す。
- 抵抗を感じる位置を確認する。
- ドットマークが「0」と合っているか確認する。
- ずれている場合は公式手順に従って調整する。
0位置がずれている場合は、ダイヤルと固定用ナットを調整する必要があります。
ただし、ドットマークが0の右側にある場合と左側にある場合では、公式の調整手順が異なります。
無理に締め込むと部品に負担がかかるおそれがあるため、自己判断で強く回さないようにしてください。
画像付きの手順は、公式取扱説明書で確認できます。
分解・お手入れ後はクリック数を再確認しよう
K-Ultraを分解してお手入れした場合は、組み立て後にクリック数の基準を確認しましょう。
公式マニュアルでも、分解・組み立てを行った後は、挽き目を再調整するよう案内されています。
また、お手入れの際には注意点があります。
K-Ultraは水洗いしないでください。
公式では、ミルブラシやブロワーを使った清掃が推奨されています。
水を使用すると内部部品に悪影響を与える可能性があるため、取扱説明書に従ってお手入れしましょう。
分解についても、取り外してはいけない部品があります。
無理に分解せず、公式の手順で対応することが大切です。
1Zpresso K-Ultraのクリック数まとめ
1Zpresso K-Ultraは、1周100クリック、1クリック0.02mm単位で挽き目を調整できる手挽きコーヒーミルです。
クリック数は0位置を基準に数え、時計回りに回すほど粗く、反時計回りに回すほど細かくなります。
ドリップでは80〜90クリック前後、エスプレッソでは30〜45クリック前後、フレンチプレスでは90〜100クリック前後といった設定例があります。
ただし、これらはあくまで参考値です。
豆の焙煎度や抽出器具、粉量、湯温、レシピによって適した挽き目は変わります。
まずは公式の挽き目チャートや使用するレシピを参考に設定し、抽出時間や味を確認しながら調整してみましょう。
ハンドドリップで抽出が遅すぎる場合は少し粗く、速すぎる場合は少し細かくすることが調整の基本です。
また、分解やお手入れの後は0位置がずれていないか確認することも大切です。
自分の使う豆や抽出器具に合ったクリック数を見つけることが、K-Ultraを使いこなすポイントです。
