TIMEMORE(タイムモア)の手挽きコーヒーミル「C3」と「C3 ESP」は、見た目がよく似ていますが、挽き目調整の細かさに違いがあります。
「ハンドドリップならC3で十分?」「エスプレッソを淹れるならC3 ESPの方がいい?」と迷っている人もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、ハンドドリップ中心ならC3、エスプレッソ用に細かな挽き目調整をしたいならC3 ESPが向いています。
ただし、現在は通常のC3が国内で入手しにくく、後継にあたるC3Sが販売されています。
そのため、これから購入する場合は販売状況も確認しておきたいところです。
この記事では、TIMEMORE C3とC3 ESPの違いを比較しながら、挽き目調整・使いやすさ・現在の購入候補についてわかりやすく解説します。
TIMEMORE C3とC3 ESPの違いを30秒でチェック
C3とC3 ESPの最大の違いは、挽き目を調整できるクリック数です。
| 比較項目 | C3 | C3 ESP |
|---|---|---|
| 挽き目調整 | 1回転12クリック | 1回転30クリック |
| 向いている用途 | ハンドドリップ中心 | エスプレッソ・ハンドドリップ |
| 細かな粒度調整 | やや苦手 | 得意 |
| 国内の販売状況 | 入手しにくい | 販売店による |
ハンドドリップだけなら、C3の調整幅でも十分使いやすい設計です。
一方、エスプレッソは挽き目のわずかな違いが抽出時間に影響するため、細かく調整できるC3 ESPが有利になります。
なお、C3の後継モデルを探している場合はC3Sも候補です。
TIMEMORE C3とC3 ESPの基本スペック比較
まずは、2モデルの基本仕様を確認しましょう。
| 項目 | TIMEMORE C3 | TIMEMORE C3 ESP |
|---|---|---|
| メーカー | TIMEMORE | TIMEMORE |
| 刃の種類 | S2C660ステンレス製臼刃 | S2C660ステンレス製臼刃 |
| 刃の直径 | 38mm | 38mm |
| 調整方式 | 内部クリック式 | 内部クリック式 |
| 1回転のクリック数 | 12クリック | 30クリック |
| 1クリックあたりの調整幅 | 約0.0833mm | 約0.0233mm |
| 豆の容量 | 約20g | 約20g |
| 主な用途 | ドリップ・フレンチプレスなど | エスプレッソ・ドリップなど |
※TIMEMOREのC3シリーズ公式仕様を参考にしています。
販売店によって容量などの表記が異なる場合があるため、購入時は対象商品の仕様を確認してください。
両モデルとも、コーヒー豆を細かく砕いてから切る構造のS2C660臼刃を採用しています。
つまり、刃の基本構造が大きく違うのではなく、調整ダイヤルの細かさが選び方のポイントになります。
C3とC3 ESPの一番大きな違いは挽き目調整
コーヒーミルの挽き目は、抽出方法や味の仕上がりに関わる重要なポイントです。
C3とC3 ESPでは、調整ダイヤルを1回転させたときのクリック数が異なります。
C3は12クリックでシンプルに調整できる
C3は、調整ダイヤル1回転あたり12クリックの設計です。
ハンドドリップやフレンチプレスなど、一般的な家庭用コーヒーの挽き目を調整する用途に向いています。
クリック数が少ないため、設定を数えやすいのも特徴です。
ただし、1クリックあたりの調整幅は約0.0833mmあります。
エスプレッソのように細かな調整が求められる場合は、1クリック動かしただけでも抽出状態が変わり、ちょうどよい挽き目に合わせにくいことがあります。
C3 ESPは30クリックで細かな調整ができる
C3 ESPは、1回転あたり30クリックの調整ダイヤルを採用しています。
1クリックあたりの調整幅は約0.0233mmで、通常のC3よりも細かく調整できます。
例えば、エスプレッソを淹れたときに抽出が速すぎたり、反対にお湯が通りにくかったりする場合、挽き目を少しずつ変えて調整しやすくなります。
C3 ESPのメリットは、単に細かく挽けることではなく、細挽きの範囲で微調整しやすいことです。
なお、クリック数が多いからといって、豆を挽く性能や味が単純に2.5倍よくなるわけではありません。
それぞれの調整幅が異なるという意味なので、用途に合わせて選ぶことが大切です。
挽きやすさやコーヒーの味に違いはある?
C3とC3 ESPは、どちらもS2C660ステンレス製臼刃を採用しています。
そのため、基本的な粉砕方式は共通しています。
ただし、同じ刃を使用していても、実際の挽き心地は豆の焙煎度や挽き目の設定によって変わります。
C3 ESPだから必ず軽く挽ける、あるいはコーヒーがおいしくなるというわけではありません。
ハンドドリップでは大きな差を感じにくい場合もある
ハンドドリップでは、中細挽きから中挽き程度を使うことが多く、C3でも挽き目を調整できます。
普段から同じような豆や抽出方法でコーヒーを淹れるなら、C3の調整幅でも困らない人は多いでしょう。
一方で、挽き目を少しずつ変えながら味の違いを試したい人には、C3 ESPの細かな調整が便利です。
エスプレッソではC3 ESPの調整幅が役立つ
エスプレッソは、細かく挽いたコーヒー粉に圧力をかけて抽出する方法です。
挽き目が少し変わるだけでも、お湯の通り方や抽出時間が変化します。
そのため、細かく調整できるC3 ESPの方が、抽出状態を調整しやすい設計になっています。
ただし、使うエスプレッソマシンや豆によって適切な挽き目は異なります。
C3 ESPであれば、すべての環境で理想的な抽出ができるというわけではありません。
具体的なクリック数の合わせ方を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
C3とC3 ESPの価格・現在の販売状況
購入を考えている場合は、価格だけでなく、現在どのモデルが販売されているかも確認しておきましょう。
通常のC3は旧モデルとなっており、国内では取り扱いが少なくなっています。
国内の正規輸入販売店では、C3のリニューアルモデルとしてC3Sが案内されています。
そのため、これからハンドドリップ用のTIMEMOREミルを購入するなら、C3だけでなくC3Sも候補に入れると選びやすくなります。
一方、C3 ESPはエスプレッソ向けの調整ダイヤルを備えた別モデルです。
通販サイトでは「C3 ESP PRO」などの似た名前の商品もあるため、購入時は型番を確認してください。
特にC3 ESP PROは折りたたみ式ハンドルを備えたモデルで、通常のC3 ESPと同じ商品ではありません。
価格についても、旧モデルの在庫状況や販売店によって変動するため、発売当時の価格だけで判断しない方がよいでしょう。
TIMEMORE C3とC3 ESPはどちらがおすすめ?
どちらを選ぶか迷っている場合は、普段どのような方法でコーヒーを淹れるかを基準に考えましょう。
C3が向いている人
- ハンドドリップ中心でコーヒーを楽しみたい
- 細かなエスプレッソ調整は必要ない
- シンプルなクリック調整を使いたい
C3は、ハンドドリップなどを中心に使う人に向いているモデルです。
ただし、現在は通常のC3を購入しにくいため、新しく購入する場合は後継モデルのC3Sも検討するとよいでしょう。
C3からC3Sへの変更点については、別の記事で詳しく比較しています。
C3 ESPが向いている人
- エスプレッソを淹れたい
- 挽き目を細かく調整したい
- ドリップとエスプレッソの両方を楽しみたい
C3 ESPは、エスプレッソ用の細かな粒度調整を重視する人に向いています。
ドリップにも使用できるため、複数の抽出方法を楽しみたい人にも候補になります。
ただし、エスプレッソ用途では細挽きの豆を手動で挽く必要があるため、手間や挽く時間も考えて選びましょう。
今から購入するならC3Sも候補になる
C3とC3 ESPの違いを調べている人の中には、これから初めてTIMEMOREのコーヒーミルを購入する人もいると思います。
その場合は、旧モデルのC3だけにこだわらず、C3Sも候補にするとよいでしょう。
C3SはC3のリニューアルモデルとして販売されており、金属製部品の採用など、一部の構造が見直されています。
ただし、C3SはC3 ESPのような細かなエスプレッソ用調整ダイヤルを備えたモデルではありません。
そのため、ハンドドリップ中心なのか、エスプレッソも楽しみたいのかで選ぶ方向性が変わります。
C3Sとほかのモデルを比較したい人は、次の記事も参考にしてください。
→ TIMEMORE C2SとC3Sの違いを比較!約1,000円差ならどっちを選ぶ?
まとめ|C3とC3 ESPは挽き目調整の違いで選ぼう
TIMEMORE C3とC3 ESPの大きな違いは、挽き目調整の細かさです。
C3は1回転12クリックの調整ダイヤルを採用しており、ハンドドリップやフレンチプレスなど、一般的な家庭用コーヒーを楽しむ用途に向いています。
一方、C3 ESPは1回転30クリックで、エスプレッソに必要な細かな挽き目調整がしやすい設計です。
両モデルともS2C660ステンレス製臼刃を採用しているため、選ぶときは刃の種類よりも、どのような抽出方法で使うかを重視するとよいでしょう。
ただし、現在は通常のC3が国内で入手しにくくなっており、後継モデルのC3Sが販売されています。
ハンドドリップ用にこれから購入するならC3S、エスプレッソ用の細かな調整を重視するならC3 ESPという選び方もできます。
なお、C3 ESPにも販売状況の変化があるため、購入前には商品名や型番、在庫を確認しておきましょう。
現在販売されているC3Sについて詳しく知りたい人は、こちらも参考にしてください。

