シャープの加湿空気清浄機「KI-WX70」と「KI-UX70」。新型と型落ちで、どちらを選ぶべきか迷いますよね。
両機種は基本的な空気清浄能力や加湿性能が近いため、購入時に注目したいのは、新型の追加仕様と価格差です。
特に、ペット対応電源コードや新しいフィルターに、追加費用を払う価値があるのか気になるところでしょう。
この記事では、KI-WX70とKI-UX70の違いを比較し、フィルターの性能や交換費用、適用畳数の表示規格まで確認します。
それぞれの特徴を整理しながら、自分の生活環境に合うモデルを選んでいきましょう。
KI-WX70とKI-UX70の違いを先に結論
KI-WX70とKI-UX70の主な違いは、ペット対応電源コードの有無と集じんフィルターの仕様です。
一方、最大風量や最大加湿量、本体サイズなどの基本仕様は共通しています。
そのため、選び分けの基本は次のとおりです。
- KI-WX70: ペット対応電源コードなど、新型の追加仕様を重視する人向け
- KI-UX70: 基本性能を重視し、購入価格を抑えたい人向け
ただし、型落ちが必ず安いとは限りません。販売店によって価格差が変わるため、購入時の実売価格も重要です。
▼新型と型落ちの現在の価格を比較する
シャープ KI-WX70(新型)
シャープ KI-UX70(型落ち)
KI-WX70とKI-UX70の違いを比較表で確認
まずは、両機種の主な仕様を比較してみましょう。
| 比較項目 | KI-WX70(新型) | KI-UX70(型落ち) |
|---|---|---|
| 発売年 | 2026年 | 2025年 |
| ペット対応電源コード | あり | なし |
| 集じんフィルター | nanoHD | 静電HEPA |
| 空気清浄適用床面積 | 新規格:約21畳/従来規格:約31畳 | 従来規格:約31畳 |
| プラズマクラスター | NEXT | NEXT |
| 最大風量 | 7.0㎥/分 | 7.0㎥/分 |
| 最大加湿量 | 750mL/h | 750mL/h |
| タンク容量 | 約3.2L | 約3.2L |
| 本体サイズ | 幅395×奥行265×高さ650mm | 幅395×奥行265×高さ650mm |
| 重量 | 約12kg | 約12kg |
| 集じんフィルター交換目安 | 約10年 | 約10年 |
※シャープ公式仕様をもとに作成。
比較表を見ると、電源コードとフィルター以外は、ほとんど同じ仕様であることが分かります。
ただし、適用畳数は測定規格が異なるため、数字だけで性能差を判断しないようにしましょう。
ペット対応電源コードの違い

KI-WX70はペット対応電源コードを採用
新型KI-WX70では、ペットのいたずら対策として、苦味成分を配合した電源コードが採用されています。
犬や猫が電源コードを口にしてしまうことが気になる家庭では、検討したい仕様です。
ただし、噛みつきや断線を完全に防ぐものではありません。コードを噛ませない設置方法や、日頃の対策も必要です。
ペットがいる家庭でも必要性は設置環境による
ペットを飼っていても、必ず新型を選ぶ必要があるわけではありません。
例えば、コードに興味を示すペットがいて、生活スペースから完全に離すことが難しい場合は、新型の追加仕様を検討する理由になります。
一方、コードに触れられない場所へ設置できる家庭や、ペットを飼っていない家庭では、追加仕様の優先度は下がります。
ペットの有無だけではなく、実際の行動や設置環境を考えて判断するとよいでしょう。
nanoHDと静電HEPAフィルターの違い

nanoHDと静電HEPAの特徴を比較
KI-WX70にはnanoHDフィルター、KI-UX70には静電HEPAフィルターが採用されています。
メーカーが公表している主な特徴を比較すると、次のとおりです。
| 比較項目 | nanoHD | 静電HEPA |
|---|---|---|
| 搭載モデル | KI-WX70 | KI-UX70 |
| 0.3μmの粒子 | 99.97%以上捕集 | 99.97%以上捕集 |
| メーカーが紹介する特徴 | 0.003μmの超微細粒子も99.9%以上捕集 | 静電気を利用して微小粒子を捕集 |
| 交換目安 | 約10年 | 約10年 |
※数値はフィルター単体の性能であり、部屋全体での除去性能を示すものではありません。
nanoHDフィルターは、0.003μmという非常に小さな粒子の捕集性能が紹介されている点が特徴です。
一方、従来の静電HEPAフィルターも、0.3μmの微小粒子を99.97%以上捕集する性能を備えています。
ただし、メーカーが紹介している粒子径や試験条件が異なる場合、数値を直接比較して優劣を判断することはできません。
また、フィルター単体の性能が、そのまま部屋全体での空気清浄能力を示すわけでもありません。
新しいフィルターの特徴を重視するならKI-WX70、従来の静電HEPAフィルターで十分と考えるならKI-UX70が候補になります。
フィルター交換費用と維持費はどう違う?
フィルターの違いを考える際は、交換費用も確認しておきましょう。
KI-UX70の純正交換用集じんフィルターは「FZ-E75HF」です。
参考価格は税込6,380円で、交換目安は約10年となっています。
一方、KI-WX70は搭載フィルターの名称がnanoHDに変更されています。
交換用品を購入する際は、メーカーの最新の対応機種一覧を確認してください。
フィルターの名称だけで、交換費用に差があるとは判断できません。
なお、約10年という交換目安は使用環境によって変わります。汚れやニオイが気になる場合は、フィルターの状態に応じて交換を検討しましょう。
長期間使用する場合は、加湿フィルターなど、ほかの消耗品の交換費用も考慮しておくと安心です。
▼純正交換用集じんフィルターの価格と対応機種を確認する
※リンク設定時は、購入する機種に対応する交換品であることを確認してください。
適用畳数の21畳と31畳はなぜ違う?

新型と旧型では表示に使われる測定規格が異なる
KI-WX70とKI-UX70を比較すると、新型は21畳、旧型は31畳と表示されている場合があります。
しかし、これは空気清浄能力が低下したためではなく、適用床面積の測定規格が変更されたためです。
KI-WX70の公式仕様では、次のように案内されています。
| 測定規格 | KI-WX70の空気清浄適用床面積 |
|---|---|
| 新規格(JEM1467:2026) | 約21畳 |
| 従来規格(JEM1467:2015) | 約31畳 |
KI-UX70の約31畳は、従来規格に基づく数値です。
つまり、同じ従来規格で比較すると、両機種とも約31畳になります。
新型の21畳と旧型の31畳を直接比較して、旧型のほうが高性能だと判断しないようにしましょう。
基本の空気清浄・加湿性能はほぼ共通
両機種は、最大風量7.0㎥/分、最大加湿量750mL/hと共通しています。
加湿適用床面積も、プレハブ洋室で約21畳、木造和室で約12.5畳です。
そのため、基本的な空気清浄能力や加湿性能を重視するなら、型落ちも十分に検討できます。
ただし、空気清浄と加湿では適用床面積の意味が異なります。
特に冬場の加湿を重視する場合は、空気清浄の適用畳数ではなく、住宅の構造に合った加湿適用床面積を確認してください。
部屋の広さに合う機種を探している方は、シャープのKC・KIシリーズの違いや、畳数別の選び方も参考にしてください。
KI-WX70とKI-UX70は価格差でどう選ぶ?
現在の実売価格と在庫状況を比較
基本性能が近い2機種だからこそ、購入時の価格差は重要です。
2026年9月に確認したシャープ公式通販の掲載価格は、次のとおりです。
| 価格の比較 | KI-WX70 | KI-UX70 |
|---|---|---|
| 公式通販の参考価格 | 87,800円 | 82,800円 |
| 価格差 | 約5,000円 | — |
※税込参考価格。
販売価格や在庫状況は購入時に再確認してください。
公式通販での価格差は約5,000円ですが、型落ちは販売店によってさらに安く購入できる場合があります。
例えば、価格差が5,000円程度なら、ペット対応電源コードなどの追加仕様を理由に新型を選ぶことも考えられます。
一方、価格差が数万円あるなら、その追加仕様にどれだけ価値を感じるか、慎重に判断したいところです。
価格だけでなく、送料やポイント還元、保証内容、在庫状況も含めて比較しましょう。
KI-WX70が向いている人
KI-WX70は、次のような人に向いています。
- ペット対応電源コードに魅力を感じる
- nanoHDフィルターの特徴を重視したい
- 新型の追加仕様に価格差を払ってもよいと考えている
特に、ペットが電源コードに興味を示す家庭では、新型を検討する理由になります。
ただし、追加仕様を必要としない場合は、価格差を確認してから判断しましょう。
KI-UX70が向いている人
KI-UX70は、次のような人に向いています。
- 基本的な空気清浄能力や加湿性能を重視する
- ペット対応電源コードは必要ない
- 従来の静電HEPAフィルターで十分と考えている
- できるだけ購入価格を抑えたい
特に、実売価格に大きな差がある場合は、型落ちのKI-UX70が魅力的な選択肢になります。
さらに古いモデルも比較したい方は、KI-UX70とKI-TX70の違いも確認してみてください。
購入候補が決まったら、最新の価格と在庫を確認しておきましょう。
▼ペット対応電源コードなど、新型の追加仕様を重視するなら
シャープ KI-WX70
▼基本性能を重視して購入価格を抑えるなら
シャープ KI-UX70
まとめ|追加仕様が必要かどうかで選ぼう
KI-WX70とKI-UX70は、基本的な空気清浄能力や加湿性能が近い新旧モデルです。
選ぶ際は、次の2点を基準にすると分かりやすいでしょう。
- KI-WX70: ペット対応電源コードや新しいフィルター仕様を重視したい人
- KI-UX70: 基本性能を重視し、購入価格を抑えたい人
どちらが適しているかは、追加仕様の必要性と購入時の価格差によって変わります。
それぞれの実売価格を確認し、自分の生活環境に合ったモデルを選びましょう。
